
果実酒は作るけど梅干しは作ったことない方や、家族に梅干し好きがいて年間消費が半端ないという方に、 塩と市販のもみしそを使った、手抜きでとっても簡単な梅干しの漬け方をお伝えします。
私が梅干しを手作りするようになったきっかけは夫です。梅干しがものすごく好きな人ですが、市販のは受け付けないというタイプ。
「塩としそだけで」という夫の要望をもとに、お姑さんに聞いたり、ネットをさ迷ったりして、自分なりの梅干しの漬け方ができました。
ずぼらな私が考えたので、とっても簡単です。ぜひチャレンジしてみてください。
準備するもの
【道具】
- 漬物たる8L(本体とフタと押しふた付き)
- つけもの袋(1斗用)
- 重石(3.5㎏)
- 浅い竹かご(直径40㎝)
- つまようじ、ペーパータオル、タッパーウェア容器、瓶容器(保存用)、ザル、ボウル
5、6千円の予算で、ほとんどがホームセンターで揃いますが、タッパーウエア容器や瓶容器は、おしゃれなものを選ぶとテンションが上がります。(その分予算も跳ね上がります)
【材料】
- 完熟梅(2kg)
- あら塩(360g)
- もみしそ(1kg)
- 35度のホワイトリカー(消毒用)
梅は黄色味がかったものが出るまで待つとお値段が安くなりますが、売り切れそうで困るという方は、出始めに購入しておいて、自宅で黄色味になるまで置いてください。
材料の予算は3千円くらい。ホワイトリカーは余りますので、来年用に取って置くこともできますし、果実酒を作ることもできます。
前準備
カビ防止のため、漬物たる(本体、フタ、押しふた)や重石はすべてホワイトリカーで消毒します。
梅にさわる時も、自分の手をホワイトリカーで消毒します。
6月中旬手順



・完熟した梅が出まわる頃なので、購入します。
・梅を水洗いします。
・つまようじでヘタを取りながら、1個ずつペーパータオルで拭きあげていきます。
・竹かごにペーパータオルを敷いて、ひと晩かわかします。
・翌日かわいた梅をザルに入れ、ボウルに入れたホワイトリカーにくぐらせます。
・漬物たるにつけもの袋をセットして、たるの底に薄く塩を振り、梅を敷き詰めていきます。
・梅、塩というように交互に入れていきますが、塩は軽く振ってください。
・最後に梅全体を塩でおおうように振りかけます。
・押しふたの上に重石を乗せて、重石ごとつけもの袋を縛ります。
・1週間後くらいに梅酢が上がってきたら、ひと安心です。
7月上旬手順



・天気が3日続く日を選んで、梅を天日干しします。
・タッパーウェア容器に、梅をもみしそに挟むように並べます。
・もみしその中の汁も入れてしまいます。
・1週間後、タッパーウェア容器の上部にある梅を、瓶の底に詰めていきます。
これで、もみしその汁がまんべんなく梅に行き渡ります。
・後は暗所に置いて保存します。
まとめ

「塩ともみしそだけで作る簡単梅干し」をお伝えしましたが、いかがでしょうか?
市販のもみしそを使うことで、時間短縮になりますし、手間も省けます。
梅干し作りで一番大事なのは、梅が浸るくらい梅酢が上がってくることです。
1kgではなかなか梅酢が上がってこないので、最低でも2kg以上の梅で漬けることをおすすめします。
梅酢は、来年また梅干しを漬ける際に使用することで、梅酢が早くあがるようになるので、カビ防止になります。
「道具そろえるのが大変そう」「簡単そうだけど面倒」と思う方は、市販の梅干しをおすすめします。
美味しい梅干しは、たくさんありますからね。